
あの「羽のない扇風機」でお馴染みのダイソンの扇風機、スタイリッシュな見た目に購買欲がそそられますよね。
最近は扇風機の機能だけでなく、空気清浄機能、ヒーター機能など、様々な機能が搭載されたタイプも発売されています。
私もその見た目や多機能な面に惹かれ、実際に扇風機+空気清浄機+ヒーター+スマホ操作可能な『Pure Hot + Cool Link™(HP03)』を購入してみました。
そこで、2020年7月から3ヶ月間、実際に使ってみた個人的な感想を元に、
「騒音はするの?」
「消費電力はどのくらい?」
「空気清浄機能ってどうなの?」
などの気になるお悩みや、
店頭で見ただけでは分からないリアルな性能や魅力についてご紹介します。機種により多少は違いがありますが、参考になれればと思います。
- なんと言っても部屋に映えるデザイン
- 1台3役だから1年中活躍する
- 掃除が簡単
- Hey Siri 扇風機付けて!(音声操作ができる)
- 風量を上げると動作音が気になる
- 本体から風量変更などの操作ができない
- エアコンに近い硬めの風
- 壊れやすいらしい?(口コミより)
- 定価70,000円以上と高め
ダイソン扇風機(Pure Hot + Cool Link™)とは?



今回購入したダイソン扇風機『Dyson Pure Hot + Cool Link™(HP03-IS)』。これは”扇風機・ヒーター・空気清浄機”が一台になっており、そのため全ての季節に活躍出来る家電です。シーズンによって片付ける必要がないため、一人暮らしをしてる方にとって有り難い魅力の一つです。
ダイソンは言っています。
「清浄された風で涼しくします」
ダイソン公式
ダイソンの扇風機は高密度フィルターによって、「PM 0.1レベルの微細な粒子を99.95%除去」してくれます。昔からニュースで話題となっている、中国からの黄砂(PM2.5)よりさらに小さな微粒子を除去してくれます。
また最大の魅力である扇風機なのに羽がない。この特徴的な外観です。
部屋に置いても生活感を感じさせず、「どこから風が出てきてるんだ?」と思いたくなるほど先進的なデザイン。本体には電源ボタンとLCDディスプレイのみを搭載した無駄を省いたデザインが最高です。
しかも、スマホから扇風機を操作が出来るので、近くにリモコンが無くても安心。あまり確認する時はないですが、部屋の空気質も常時確認出来ます。
※スマホからの操作は旧Linkシリーズまたは最新機種で可能です。
部屋の空気状態をモニタリング 扇風機の操作画面
『Dyson Pure Hot + Cool』シリーズに搭載されたヒーター機能。
一台で2シーズン使えると期待の機能ですが、一般的なファンヒーターのように本当にあったかいのだろうか?と少し気になっていました。
しかし実際稼働してみると、Max37℃の温風、風量は10段階の調節が可能で、ファンヒーターの機能として充分に果たしてくれていました。
また、温度は1度〜37度まで調節が可能なので、
梅雨時や冬場に部屋干しの洗濯物を乾燥させたりと、幅広く活躍してくれそうです。
そこで個人的にふと気になった電気代。
電気代(消費電力)はどれくらいになるのか

ヒーター機能ってかなり電力を消費するのでは?と思ったので、(まだ残暑が残る中でしたが)温度設定を37度(max)に設定し、消費電力を計測してみました。
(※環境により変化するため、目安としてご覧ください)
寒い時期の計測ではないため、実際のところどれくらいの時間で部屋が温まるかは分かりません。しかしエアコンと電気代は変わらない事は間違いありません。
エアコンが部屋に設置されてる方は、ヒータ機能は必要ないかも知れません。
しかしダイソンのファンヒータは、ジェットフォーカステクノロジーで風を集中的に届ける事ができます。部屋全体では無く活動範囲だけ温めたい方には重宝しそうだと感じました。
参考までに扇風機使用時の電気代はこのようになりました。
動作音はやや大きいが…

私自身が購入前に一番気になったポイントは動作音です。しかも、ダイソン扇風機の口コミでは、「動作音がうるさい」といった投稿が数多く見受けられたからです。

実際どれくらいの動作音があるの?
実際に風量の段階1〜10まで少しづつ上げていき、Apple Watchの「ノイズ」というアプリを用いて計測してみました。

風量が4以下ではあまり動作音が全く気になりませんでしたが、風量が5以上になると徐々に動作音が大きくなります。風量7以上はドライヤー並に動作音が大きく、普段はあまり使わないでしょう。
実家にある、最近主流の他の一般的なDC扇風機に比べた場合、やや動作音が大きいように感じます。
しかし、ダイソン扇風機は風量をあげなくても遠くまで風を届けてくれます。私が住んでいる1K(6畳)の場合、風量3〜5で十分に風を届けてくれます。また就寝時は風量2〜3が心地いです。
何より、『Dyson Pure』シリーズは、扇風機と空気清浄機を兼ね備えており、2台置いたときの動作音を考えれば十分妥協できるレベルだと思っています。
センサーって本当に汚れを検知するのか?
上位機種にはオートモードが搭載されています。オートモードとは、センサで目標値以上の空気の汚れを検知した場合、自動的に空気清浄を行う機能です。

でも、日常生活の中で空気はどれくらい汚れてるんだろうか?
実際にどれくらい空気って汚れているか確認してみました。
スマホアプリにある空気状態のモニター機能のグラフは数値が上に行けば行くほど汚れていることになります。
やっぱり、1日を通して全体的に空気はきれいですね!!
特に、仕事で昼間は家に誰もいない事が影響してか、めっちゃ空気がきれいでした。朝と夜に検知している空気の汚れは、朝ご飯と夜ご飯の支度を検知しているのだと思います。
ここで私自身が感心したのは、1日目と2日目の夜ご飯を支度中の汚れが異なる点です。1日目は、かまどやお弁当と簡単な味噌汁を作った程度でしたが、2日目は、気合を入れてお肉料理を自炊しました。
ダイソン扇風機のセンサーはニオイも検知します。
「自炊によって発生する料理のニオイ」をしっかり検知してるセンサーに感心しました。
ワンルームで自炊によって部屋の匂いに気になっている方、勝手に素早く空気清浄してくれるオートモードは重宝しそうです!
しかし、室内が思ったよりきれいでびっくりしました。
せっかくなので…、

もっと空気が汚れているグラフも見てみたい笑
そこで、出勤中に窓を全開にしてセンサーが検知する汚れの変化を計測してみました。
私が住んでいるのは、京都市内のベランダから京都タワーが見える1K(21㎡)マンションなので、室内より屋外の方が汚れているはず!!
なかなか空気が汚れていますね笑
フィルターの寿命
ダイソン扇風機の空気清浄機能は高密度のフィルターによって実現されています。故に換気扇のフィルターのように定期的に交換する必要があります。

ダイソン公式HPによると、フィルターの寿命は「1日12時間使用した場合で約1年」とあります。
ですが、なんとフィルターのお値段は「税込6,600円(HPシリーズ)」、5年間使ったとして合計3万以上になり馬鹿にならないランニングコストがかかります。
そこで気になるのが、

実際のところ、フィルターの寿命ってどれくらい保つのか?
実はフィルターの寿命はアプリで簡単に確認出来ます。出勤中以外は大体稼働させたいたため、大体1日12時間程度で3ヶ月間使ってみたフィルター状況を見てみました。

フィルターの寿命の算出方法は詳しく解りませんが、公式HPに記載があった通り1年くらいで交換する必要があるかも知れませんね。
「羽がない」は掃除が楽ちん
ダイソン扇風機の大きな特徴である、「羽がない事」。
たびたび言われていますが、掃除が本当に楽ちんです。

クイックルワイパーで一拭きするだけ!!
一般的な扇風機の場合、羽の部分にホコリが溜まってしまって気になる方も多いのではないでしょうか。私はハウスダストの花粉症持ちであり、一般的な扇風機で羽にホコリがついたまま動作させると、くしゃみが止まらないことも….
しかし一般的な扇風機の掃除は大変ですよね…。羽を外すのも一苦労です。
ダイソン扇風機では、そういった掃除の苦労が一切なくなりました。
ちなみに、センサー部分についたホコリもこまめに掃除することでセンサの誤動作を防げます。掃除機で吸い取るか、綿棒を使うと簡単に除去できます。
センサは裏面の下にあります。

まとめ
いかがでしょうか? ダイソン扇風機の魅力が増しましたか!?
ダイソン扇風機は安くない家電です。じっくり調べて考えたい方が多いと思います。そんな方の参考になれればと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。今回紹介した『Dyson Pure Hot + Cool』シリーズの公式HPのリンクを掲載しときます。